糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)のレーザー治療、手術

糖尿病網膜症の治療はレーザー治療、手術とも、多数手がけております。糖尿病網膜症の治療でお困りの患者さんが多数いらっしゃることと思います。そういう患者さんへの助けになれば、と思います。レーザーの打ち方がポイントです。レーザーはとても痛いので有名ですが、当院では麻酔を工夫して、痛みのない治療を可能にしています。

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ちなみに、当院の医師が普段診察をやっている横浜相鉄ビル眼科医院では、手術を含めた治療を積極的に行っています。ぜひ一度ご覧ください。

横浜相鉄ビル眼科医院のホームページ内、糖尿病網膜症の治療


糖尿病網膜症とは、糖尿病によって、網膜に異常を生じた状態です。眼底出血、といわれるものの多くは糖尿病網膜症です。

まずは局所的なレーザーで治療します。

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一見あまりインパクトのある写真ではありませんが、うまくいってる例です。

左の写真はレーザー治療前です。矢印内部に黄色いしみが見えるでしょう。血管が悪くなって、そこから血液の成分のうち、黄色い成分がしみでてきたものです(血液は赤い固形成分と黄色い液体成分で構成されています)。これがたまってくると、視力が低下して、もとにもどらなくなってしまいます。特に、一番下の矢印が目の中心部で、ここの黄色い成分がが増えるともうだめです。

右はレーザー治療後です。黄色いしみの中心部にレーザーを打ち込んで、そこを焼くことにより、悪くなった血管をたたき、しみを消します。矢印の部分がレーザーで少し黒っぽくなっているのがおわかりいただけますでしょうか。

それで追いつかない場合、ないしは、最初からかなり悪い場合は、網膜全体にレーザーを打ち込んでいきます。これは、上記のような、血管をつぶす、という意味合いではなく、網膜のあまり使ってない部分をを焼いて間引くことにより栄養分、酸素などの消費量を下げてあげて、弱くなった血管でも対応できるようにしてあげて、結果的に悪化するのを予防するのが狙いです。

しかし、眼底全部にレーザー治療をする場合、とても強い痛みを伴います。ですから、私は痛みが強い患者さんには特別にしっかりとした麻酔をすることにしており、患者さんから好評です。

レーザーでもうまく治療しきれない場合は手術となりますが、いかに手術に至らないようにレーザー治療をしていくか、が最大のポイントです。数多くの経験で悪化のきざしを見極め、先手先手を打っていく治療をしております。

mail: otaka@isao.com

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